吸入ステロイドの処方と正しい使い方

吸入ステロイドは、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)で炎症を抑えるために使われます。医師の処方が必要なのは、適切な用量と使用期間を守らないと逆に症状が悪化したり、副作用が出たりするリスクがあるからです。ここでは、処方が必要なケースと、実際に吸入ステロイドを使うときのポイントをわかりやすくまとめます。

処方が必要なケース

主に以下のような症状や診断があると、医師は吸入ステロイドを処方します。

  • 発作性の息切れや咳が頻繁に出る喘息。
  • 日常的に息苦しさを感じるCOPD。
  • アレルギー性鼻炎が重症で、喘息様症状が併発している場合。

軽い症状でも、医師に相談すれば必要に応じて低用量の吸入ステロイドを処方してもらえることがあります。自己判断で市販薬だけで済ませると、炎症が抑えきれずに症状が悪化することもあるので注意が必要です。

正しい使い方と副作用のチェック

吸入ステロイドは「吸入」だけでなく「吸入のやり方」も大事です。まず、デバイスの種類(ドライパウダー吸入器、エアロゾール、ネブライザー)を確認し、取扱説明書を読むか、医師・薬剤師にデモを見てもらいましょう。

基本的な手順は次の通りです。

  1. 口をゆすいでから吸入器を口にくわえる。
  2. ゆっくり深く息を吸い込みながらボタンを押す(エアロゾールの場合)。
  3. 吸い込んだ後、息を止めて5秒ほどキープ。
  4. 息をゆっくり吐き、吸入器をきれいに拭く。

毎回同じ動作を守らないと、薬が肺に届かずに喉に残り、カンジダ症やのどの刺激が起きやすくなります。副作用としては、喉の痛み、口内カンジダ、声がかすれることがあります。使った後に水で口をすすぐだけでこれらのリスクは大幅に減ります。

また、用量は指示どおりに守りましょう。症状が良くなったからといって勝手に減らすと、炎症が再燃しやすくなります。逆に、指示以上に使うと副腎抑制や骨密度低下の危険があります。疑問があれば、必ず医師に相談してください。

定期的な診察で肺機能テストや症状チェックを受けると、薬の効果と副作用のバランスが分かります。特に子どもや高齢者は用量調整が重要なので、毎回処方箋の内容を確認しておきましょう。

最後に、吸入ステロイドは「長期的に」使う薬です。途中でやめると症状が戻ることが多いので、医師の指示があるまで続けることが大切です。正しい使い方と副作用チェックを習慣化すれば、呼吸器の健康をしっかり守れます。

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