ベンラファキシンってどんな薬？

ベンラファキシンは、うつ病や不安障害の治療に使われる抗うつ薬です。脳内のセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質のバランスを整えることで、気分の落ち込みや不安感を和らげます。

主な効果と使い方のポイント

「うつ病」だけでなく、パニック障害や社交不安障害にも処方されることが多いです。服用は医師の指示通りに、最初は低用量から始めて徐々に増やすのが基本です。食事の有無は特に関係なく、決まった時間に毎日飲むと血中濃度が安定します。

ベンラファキシンの代表的な副作用は、頭痛、口の渇き、眠気、吐き気です。多くは数日で軽くなることが多いですが、激しいめまいや動悸、血圧の急上昇が続く場合はすぐに医師に相談してください。

他の抗うつ薬や血液をサラサラにする薬（抗凝固薬）と併用すると相互作用が起きやすいので、現在服用中の薬は必ず医師に伝えましょう。また、アルコールは副作用を強めることがあるので控えるのが無難です。

妊娠中や授乳中の使用は医師とよく相談してください。胎児や赤ちゃんへの影響が懸念されるケースがあります。

服用を中止したいときは、急に止めずに医師に減量プランを相談しましょう。急にやめると離脱症状（めまい、イライラ、感情の起伏）が出ることがあります。

ベンラファキシンは効果が現れるまでに2〜4週間かかることが多いです。焦らずにしっかり続けることが回復への近道です。気になる症状が出たら、こまめに医師へ報告して、最適な治療プランを一緒に考えていきましょう。

Venlorはベンラファキシンの海外ブランド。日本での入手可否、代替のイフェクサーSR、用量・副作用、切り替えの注意点を実務的に解説。