日焼けにヒドロコルチゾンは有効?日光後の炎症とかゆみを抑える使い方ガイド
9月 1 2025 - 健康・医薬品
子どもの熱が出たときにすぐ思い浮かぶのがアセトアミノフェン。大事なのは「体重あたり何ミリグラム」かをしっかり把握することです。簡単な計算で安全に使えるので、この記事で手順と注意点を全部まとめました。
まずは子どもの体重をはかります。体重が10kgの子なら、標準的な投与量は10〜15 mg/kgです。つまり最低でも100 mg、上限は150 mgになります。
市販の小児用シロップは通常、0.5 g(=500 mg)を100 mlに溶かしたもの、つまり5 mg/mlです。100 mgが必要なら20 ml、150 mgなら30 mlを測ります。
錠剤を使う場合は、通常は100 mgや120 mgのものが多いです。体重10kgで120 mgが必要なら、1錠をそのまま与えてOK。15kgの子なら、180 mg必要になるので1.5錠(120 mg+60 mg)を分割して与えます。
一回の投与量だけでなく、1日の総量も守らないと肝臓に負担がかかります。最大1日量は体重1kgあたり60 mg、つまり15kgの子なら900 mgが上限です。投与間隔は通常4〜6時間で、24時間以内に6回超えないようにします。
食後に与えても効果は変わりませんが、胃が空っぽだと少し刺激がある子もいるので、食事と一緒に与えると安心です。
アレルギーや肝機能に問題がある子は、必ず医師に相談してください。市販の製品でも、成分表に「アセトアミノフェン」以外の薬が混ざっているケースがあるのでラベルは必ずチェック。
測定器具はシロップ用の計量スプーンか、できればシリンジを使うと正確です。大さじで測ると誤差が大きくなるので避けましょう。
余ったシロップは開封後2週間以内に使い切るのが目安です。保存温度は常温でも問題ありませんが、直射日光は避けてください。
子どもの体重は成長とともに変わるので、定期的に体重を測り直し、投与量を見直す習慣をつけると安心です。
まとめると、体重を測って mg/kg の計算式(体重×10〜15)で必要量を出し、製品の濃度で ml に換算、1日総量と投与間隔を守るだけで安全に使えます。疑問があればすぐに医師や薬剤師に相談しましょう。
© 2025. 不許複製・禁無断転載